御殿場市役所に杉で製作したカウンターを納品しました

この度御殿場木材協同組合として、御殿場市役所に樹齢200年を超える杉で製作したカウンターを納品しました。

納品されたカウンター
納品されたカウンター

御殿場市の木育宣言に伴い、市役所内にこの様な木製のカウンターが使用されることになりました。公共の場で木製品が使用されることはとても喜ばしいことで、今後さらに多くの場所でこの様な木質化が進むことを期待します。

そしてこのカウンターには、色々な特徴があります。

「ごてんばっ木」で出来ている

まず一つ目は、このカウンターは御殿場市内で伐採された木=「ごてんばっ木」で出来ているということです。

ここで使用された木は、御殿場市の中畑で伐採された木から出来ており、胸高直径は1mくらいありました。樹齢は200年を優に超えているので、木の木目や色がとてもすばらしいです。

天板は1枚の板で出来ている

二つ目の特徴として、このカウンターの天板は、無垢の一枚板で出来ているということです。天板の寸法は、長さ=3.65m×幅=65cm(厚み=5cm)あります。普通、この寸法の板となると、ハギ板(2枚の板を張り合わせる)か集成材となります。しかし今回のカウンターの天板は1枚の板で出来ており、しかも節もありません。この様な板は、御殿場ではめったに取れない貴重な板です。

1本の木で出来ている

そして三つ目の特徴として、このカウンターは1本の木から出いているということです。カウンターは天板だけでなく、側板、棚板、底板と色々な板があります。それらすべての板が1本の同じ木から出来ています。

カウンターの裏側
カウンターの裏側

カウンターを実際に使用する際には、天板の上にガラスを敷きます。杉はとてもきれいであたたかみのある木なのですが、その反面、やわらかくキズがつきやすい木でもあります。そのため、木の表面を保護するためにガラスを敷きます。ガラスを敷くことで、いつまでもきれいにかがやく杉でいてくれます。

今回この様なカウンターを製作・納品させていただき、地元の木を取り扱う御殿場木材協同組合としても、とても誇らしく思えます。