令和8年度に開館予定の、「(仮称)富士山 木のおもちゃ美術館(以下、木のおもちゃ美術館)」の建設に伴う伐採工事を、本組合で執り行うことになりました。
木のおもちゃ美術館は、御殿場市印野にある富士山樹空の森の敷地内に建設されます。建設予定地は現在、桧の林となっているので、その桧を伐採します。
伐採はチェーンソーを使い伐倒し、枝払い・玉切りの作業をして、丸太を必要な長さに切っていきます。
枝払い・玉切り作業が終わると、林業機械で丸太を集材します。
この様な工程で、木はどんどん伐られて行きます。
ところが、この桧の林を切り開いて建設する木のおもちゃ美術館は、自然破壊につながる無駄な工事と捉えられてしまうこともあるかと思います。
しかし、ここで伐られた木は御殿場産木材=「ごてんばっ木」となります。そのごてんばっ木は今後、木のおもちゃ美術館内で使用されます。それは、木の遊具だったり内装材だったりと。
それらごてんばっ木は、来館していただいたお客様の目にとまり肌に触れ、木の素晴らしさを与えてくれます。
ここで伐られた木がその場所で使われ、木のもつ特性や良さを実感できる理想的な使われ方となります。
今回の木のおもちゃ美術館建設により、桧の林の緑がなくなってしまうのは少し寂しいような気もしますが、それに変わってここに、木のおもちゃ美術館ができると考えると、今度はワクワク感が湧いてきます。
また、この伐採工事に伴い、ごてんばっ木を使用して工事用看板を作成しました。木材で出来ている看板なので、普通の工事用看板に比べ、とても暖かみを感じます。
ごてんばっ木は、この様なところでも使われています。